妊娠中は下剤の副作用に注意する
妊娠中に下剤を服用してよいものか、便秘に悩む妊婦さんには深刻な問題です。
実際、妊婦さんの３０％前後が便秘に悩んでいるようです。
妊娠すると、女性ホルモンが増加することで腸の動きが鈍ることや、赤ちゃんが
成長してきて腸を圧迫する、つわりで食事量が減る、食の好みが変わる等の理由で、
元々便秘でない人も便秘になりやすくなります。
また便秘と大きくなった子宮、両方からの圧迫で肛門周囲が
うっ血して痔になることもあります。
妊娠中の便秘はあまり我慢しすぎるとよくありません。
辛い時は下剤の服用が可能ですが、主治医に相談して処方してもらうか、
市販薬で服用してよい薬を教えてもらいましょう。
一般的には「酸化マグネシウム」が処方されます。
腸内に水分を引き寄せて便を柔らかく、増大させ、その刺激で腸のぜん動運動が
活発になり、便通を促進します。いわゆる「便を柔らかくする下剤」です。
またコーラック（市販薬）やラキソベロン（大腸刺激系）は大腸に刺激を
与えて動きをよくする下剤ですが、刺激により動きが強くなりすぎて腹痛を伴う場合も
ありますので、妊婦さんは注意が必要です。
ダイオウやセンナ、ビサコジル、アロエや、アンゼリカ（ハーブの一種）には
子宮収縮作用があります。食べ物だから、ハーブだから安心、
というわけではないので注意しましょう。
いずれにせよ、便秘しにくい食事、生活習慣を心がけ、辛い時には主治医に相談の上、
下剤を服用し、慢性化させない努力が、妊娠中は特に大切ですね。
妊婦さんの便秘にはオリゴ糖が安心！
妊娠中は「薬に頼らず便秘を解消できれば」と多くの方が願うはず。
そんな便秘に悩む妊婦さんに是非おすすめしたいのが天然のオリゴ糖。
オリゴ糖は腸内のビフィズス菌や乳酸菌のえさになって、善玉菌を増殖させるので、
ヨーグルトと一緒に摂れば便秘解消効果も倍増します。
また、天然のオリゴ糖はほぼ100％天然成分の健康食品ですから、妊婦さんでも
安心して食べることができるのも、大きなメリットです。
口コミ体験談ではオリゴ糖は便を柔らかくするようで、
「便を理想的なやわらかさにし、腹痛のない自然なお通じが取り戻せました」
という声が目立ち、便秘に悩む多くの妊婦さんの救世主になっています。
薬に頼りたくない方は、一度試してみてはいかがでしょう。
